MIDIスイッチャーをMES-8からML5に乗り換えた話|アンプ切替の信頼性

MIDIスイッチャーをMES-8からML5に乗り換えた話|からすの音楽スタジオ 機材レビュー

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アンプ2台(Marshall SV20H / Peavey 6505)とQuad Cortexを、足元のMIDIで切り替える。この“アンプ切替”の部分を、僕は最初 DOREMIDI MES-8 でやっていたんですが、切替の信頼性に不満が出て、最終的に Morningstar ML5 に乗り換えました。その経緯と、実際のセットアップをまとめます。

この記事でわかること

  • MES-8でのアンプ切替で困っていたこと
  • Morningstar ML5を選んだ理由とループの割り当て
  • セットアップのコツ(受信Ch・学習・PC番号のズレ)

何に困っていたか(MES-8時代)

やりたいことはシンプルで、「SV20H / 6505 / QC のうち1つだけをオンにして、残りはオフ」という排他切替。

MES-8でも一応できていたんですが、切替の確実性がいまひとつで、ライブや録音で“狙った組み合わせにならない”ことがありました。

アンプ切替は一発で決まってほしい部分なので、ここがブレるのはストレス。

MES-8時代(イメージ)
MES-8時代(※イメージ)

排他切替の確実性が足りず、狙った組み合わせにならないことがあった。

なぜ Morningstar ML5 にしたか

ML5は5つのループをMIDIで個別にON/OFFできるループスイッチャー。

各ループに機材を「Send → Return」で挿して、MIDIのプログラムチェンジ(PC)で組み合わせを呼び出すという、素直で確実な方式です。

Morningstar系の安定感もあって、「切替が決まらない」ストレスから解放されました。

SV20Hと6505 実機イメージ
切り替えたい実機アンプ2台
選択肢結果
DOREMIDI MES-8切替の信頼性が不足 → 見送り
Morningstar ML5採用。標準のSend→Return挿入+MIDIで排他切替

5ループをMIDIのPCで呼び出す、素直で確実な方式。

ML5の構成(僕の割り当て)

ループの割り当てはこうしています。アンプ2台+QCを各ループに。

ループ中身
Loop 1Marshall SV20H
Loop 2Quad Cortex
Loop 3Peavey 6505

挿し方は標準の Send → Return。ES-8からは MIDI Ch10 のPC を送って、「1ループだけON・他OFF」の排他で呼び出します。

Morningstar ML5 実機配線写真
PC#(Ch10)点灯ループアンプ/音
1Loop 1SV20H
2Loop 2Quad Cortex
3Loop 36505

Loop1にSV20H、Loop2にQC、Loop3に6505。Ch10のPCで呼ぶ。

セットアップのコツ(ここ大事)

セットアップ(イメージ)
セットアップ(※イメージ)
  • ML5の受信ChはCh10に。学習モードに入れて、Ch10でPCを送って各組み合わせを覚えさせます。
  • プリセットはES-8基準で覚え直す。「Learn → ループ構成を作る → ES-8の実プリセットを踏む」の流れでやると、後でズレません。
  • PC番号の“数え方の差”に注意。機材によって 0始まり(0〜127)と1始まり(1〜128)がある。たとえばMC8基準で覚えさせると、ES-8側で1ズレることがあります。→ ES-8で直接学習すればズレ無し(これが確実)。
  • 配線は ES-8 MIDI OUT → ML5 MIDI IN を直結。
⚠️ 「1ループだけON・他OFF」の排他をちゃんと作っておくこと。複数ループが同時に点くと、アンプが二重に鳴ったり意図しない音になります。

受信はCh10、ES-8基準で覚え直し、1ループだけONの排他を作る。

乗り換えてどうだった?

結論、「切替が決まらない」不安が消えたのが一番大きい。

ES-8のパッチを踏むたびにアンプがスパッと切り替わるので、曲の流れの中でSV20Hのクランチ → 6505の重い歪み、みたいな展開が安心して組めます。

アンプ切替を足元で確実にやりたいなら、ML5はかなり手堅い選択肢だと思います。

BOSS ES-8の8つのフットスイッチ
ES-8から呼ぶだけ

切替が決まらない不安が消え、曲中の展開を安心して組めるようになった。

必要な機材

Morningstar ML5(MIDIループスイッチャー)

今回の主役。5ループをMIDIで排他切替できる安定機。

BOSS ES-8(マスター側)

ML5にPCを送る司令塔。足元の一元管理はここから。

MIDIケーブル

ES-8 OUT → ML5 IN の接続用。

関連:ES-8 × MIDI 連携の全体像はこちら

ML5を含めたボード全体のMIDI構成(PC/CC/MSB・LSB)は、別記事で実機解説しています。

ES-8 × MIDI 連携ガイドを読む →

※ 設定値・割り当ては筆者環境の一例です。各社の製品名は各権利者の商標です。

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ML5を組み込んだ足元全体はES-8のMIDI連携、MIDI信号の分配はCME MIDI Thru5 WCに書いています。

使っている機材の全体は使用機材まとめに信号の流れ順で一覧にしています。

まとめ:アンプ切替を確実にするならML5

この記事のまとめ

  • MES-8では切替の確実性に不満があった
  • ML5は5ループをPCで呼ぶ方式で、切替が安定した
  • 受信Ch10・ES-8基準の学習・排他設定がセットアップの要