Amazon Music UnlimitedやPrime Musicを契約していれば、お店のBGMにも使えそうに見えます。
Echoに「店内BGMを流して」と頼むだけで再生できるため、機能上はとても簡単です。
しかし、Amazon Musicを店舗・事務所・待合室などのBGMとして流すことは、通常の利用規約で許可された範囲に含まれません。
有料プラン、Familyプラン、購入した楽曲でも結論は同じです。
この記事では、Amazon公式規約とJASRACの案内を基に、どこまでが不可で、代わりに何を選べばよいかを整理します。

先に結論
Amazon Musicは個人・非商用目的のサービスです。店舗BGMには、店舗利用を許諾した業務用BGMサービスか、店舗BGM利用可と明記された音源を使います。
この記事でわかること
- Amazon Musicを店で流せない規約上の理由
- Unlimited・Prime・購入曲・Echoでも結論が同じ理由
- JASRACに払っても解決しない点
- 店舗で代わりに使える3つの方法
店で流せる買い切りBGMを先に見たい方へ
業種別の店舗BGMパックを見るAmazon Musicは店舗BGMに使えない

Amazon Musicの利用規約は、サービスとコンテンツの利用を個人的・非商用の目的に限定しています。
さらに、Amazonから利用者へ公の場で演奏する権利や、宣伝・商用利用の権利は付与されないと定めています。
公式ページの表示も同じ
Amazon Music Unlimitedの日本向け公式ページにも、個人の非商用的な娯楽目的に限って利用できる旨が表示されています。
つまり、月額料金はAmazon Musicを個人で楽しむための料金であり、店舗で客に聴かせる権利の料金ではありません。
Amazon Musicの規約は個人的・非商用の利用に限られ、店舗BGMは範囲外。
プランを変えても店舗利用可にはならない

| 使い方 | 店舗BGM | 理由 |
|---|---|---|
| Amazon Music Unlimited 個人プラン | 不可 | 個人的・非商用の利用に限定 |
| Amazon Music Prime | 不可 | 同じAmazon Music利用規約の対象 |
| Amazon Music Free | 不可 | 広告の有無では利用範囲は変わらない |
| Familyプラン | 不可 | 利用できるアカウント数が増えても、商用利用権は付かない |
| ワンデバイスプラン/Echoで再生 | 不可 | 再生機器を限定するプランであり、店舗向けライセンスではない |
| デジタル音源を購入 | 不可 | 購入済み音源も、規約上は個人的・非商用の利用範囲 |
1曲ずつ購入しても同じ
よくある誤解は「聴き放題ではなく、1曲ずつ購入すれば店で使える」というものです。
ところがAmazon Musicの規約は、ストアで購入した音源も含めて利用範囲を定めています。
音源を購入することと、不特定多数の客に聴かせる権利を得ることは別です。
有料プランでも購入曲でも、店舗利用可にはならない。
Echoやスマートスピーカーならよい、とはならない

EchoはAmazon Musicを再生する機器であり、業務用BGMの利用許諾を追加する機器ではありません。
スマートフォン、PC、Fire TV、Echoのどれで再生しても、元のサービスが個人・非商用利用に限定されている点は変わりません。
店内で簡単に再生できることと、店内利用の許可があることは別です。
機能上できるかではなく、音源またはサービスのライセンスに「店舗BGM利用可」と書かれているかで判断します。
再生できる機器かどうかと、店で流す許可があるかは別の話。
JASRACへ支払えばAmazon Musicを流せる?

JASRACへの手続きだけで、Amazon Musicの利用規約上の制限が解除されるわけではありません。
店で流すには、両方の確認が要る
店舗BGMには、少なくとも次の2つの確認が関係します。
- サービスとの契約:Amazon Musicが店舗利用を許可しているか
- 音楽の権利処理:作詞・作曲の著作権、場合によっては音源に関する権利の手続きが済んでいるか
JASRACの案内も「規約を確認」
JASRACのBGMオンライン申請案内も、サブスクリプションサービスは個人利用に限定されている場合があるため、店舗で使う前に各サービスの規約を確認するよう案内しています。
JASRACへの支払いとAmazonとの契約は、片方がもう片方を代替するものではありません。
JASRACの手続きとサービスの規約は別。両方の確認が要る。
店舗では何を使えばよいか

1. 業務用BGMサービス
店舗利用を前提にしたサービスを選ぶ方法です。JASRACと契約したBGM音源提供事業者では、事業者が店舗に代わってBGMの著作権使用料を支払う仕組みがあります。
対象事業者はJASRACの利用許諾契約を締結している音源提供事業者一覧で確認できます。
2. 店舗BGM利用が許可された音源

買い切り音源や著作権フリー音源を使う場合も、「商用利用可」だけで判断せず、店舗内で客に聴かせるBGM利用が許可されているかを確認します。
複数店舗、動画への転用、音源の再配布は別条件になっていることがあります。
3. 放送をそのまま流す
テレビやラジオ放送をそのまま流す方法もあります。ただし、選曲ができず、ニュースやCMが空間に合わないことがあります。
待合室や落ち着いた店内では、音量差や番組内容まで含めて検討が必要です。
業務用サービス・店舗利用可の音源・放送の3つから選ぶ。
まとめ:Amazon Musicの代わりに店舗で使える音源を選ぶ
この記事のまとめ
- Amazon Musicは個人的・非商用の利用に限定され、店舗BGMには使えない
- Unlimited、Prime、Free、Family、Echo、購入楽曲でも結論は変わらない
- JASRACへの手続きだけでAmazon Musicの規約上の制限は解除されない
- 店舗では、業務用BGMサービスか、店舗BGM利用可と明記された音源を選ぶ
店舗向けサービスの月額は、税込でUSEN/OTORAKU 4,488円、モンスター・チャンネル(2年契約)2,068円、BGM Pro(2年契約)・STORE MUSIC.jp 980円です(※各社の料金は2026年10月9日時点の公開情報)。
「月額制は高い」「小さな店舗なので必要な曲数は多くない」という場合は、店舗利用条件を明記した買い切りBGMも選択肢になります。
用途、店舗数、再生方法まで確認して選んでください。
店で流せる音源を、買い切りで用意しています
サブスクの代わりに使える、店舗での利用を前提にした著作権フリーのBGMです。JASRACなどの管理団体には信託していないので、使用料はかかりません。
業種に合わせて2種類あります。
どちらも無料の試聴音源を配布しています。実際に店のスピーカーで鳴らして確かめてください。
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※本記事は2026年9月22日時点で公開されているAmazon Music利用規約とJASRACの案内を確認して作成しています。規約や制度は改定されることがあります。利用前に最新の規約を確認し、法的判断が必要な場合は専門家または各権利者へご相談ください。

