ES-8の8パッチ、中身を全公開|曲の流れを足元で作る組み方

機材レビュー

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「ES-8でMIDI組んでます」って言っても、実際どう組んでるかが一番気になりますよね。というわけで、僕のES-8の1バンク(8パッチ)の中身を公開します。1バンクで“1曲ぶんの流れ”を作るイメージで組んでいます。

BOSS ES-8とHX Effectsを含むエフェクターボード全景
ES-8とHX Effectsを中心にした現在のボード。8パッチの切替はこの構成を前提にしています。

考え方:1バンク=1曲の流れ

ES-8は8パッチ×バンク。僕は1バンクに「クリーン → クランチ → ドライブ → ハイゲイン → ソロ」を並べて、曲中で踏み進めるように組んでいます。各パッチはアンプ切替(ML5)+エフェクトのプリセット/ON-OFFを同時に飛ばすので、踏むだけで景色が変わります。

実際の8パッチ(あるバンクの例)

#パッチ名アンプねらい
1QC CleanQuad Cortexクリーンの基準。土台の音
2QC comp delayQuad Cortexクリーン+コンプ+ディレイ。アルペジオ向き
3SV20H cranchSV20H軽いクランチ。バッキングの主役
4SV20H DriveSV20H一歩前に出るドライブ
5SV20H High DriveSV20Hもっと歪ませたい時
66505MH6505重い歪みへスイッチ
7SV20H HD ModSV20Hドライブ+モジュレーション系
86505MH SOLO6505ソロ用。ブースト&ディレイ強め

クリーンはQC、クランチ〜ドライブはSV20H、重い歪みは6505——と“得意なアンプに役割を振る”のが基本方針。これを足元のパッチで瞬時に行き来します。

各パッチが裏でやっていること

1パッチ踏むと、ES-8から複数の機材へ命令が同時に飛びます。たとえば「8 / 6505 SOLO」を踏むと——

  • ML5(Ch10)へPCを送ってアンプを6505に切替
  • ディレイ(Nemesis)をソロ用プリセットに
  • リバーブ/モジュのON/OFFを曲に合わせて

…が一発。これが「8パッチで曲をまわす」感覚です。

組むときのコツ

  • “隣のパッチ”を自然な流れに並べる(クランチの隣にドライブ、その隣にハイゲイン…)。曲中で踏み間違えても破綻しにくい。
  • アンプ切替はML5に集約。各パッチの#8でCh10のPCを送るだけ。
  • クリーン基準を1番に置いておくと、戻る場所が分かりやすい。
  • 空間系(ディレイ/リバーブ/モジュレーション)はES-8の物理ループ(Mobius/Nemesis/H9/RV-200)でかける。QCはIR専用、空間系の処理はさせていない。

使っている機材

BOSS ES-8

このパッチ運用の司令塔。8ループ+MIDI送信。

関連:MIDI連携の基礎(PC/CC/MSB・LSB)

このパッチが裏で何を送っているか=MIDIの仕組みは、別記事で実機解説しています。

ES-8 × MIDI 連携ガイドを読む →

※ パッチ構成は筆者環境の一例です。各社の製品名は各権利者の商標です。