気分で歪みを変えたい人向け|ART PATCH Inでボードに「差し替えポイント」を作る

ART PATCH Inをペダルボードに組み込んだ様子 機材レビュー

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「今日はこの歪み、気分じゃないな」ってこと、ありませんか。ペダルボードは配線を作り込むほど、途中の1台を差し替えるのが面倒になっていきます。うちはES-8のループ3にPetla Noaの後段へART PATCH Inというパッチベイを仕込んで、ボードの配線を崩さずに歪みペダルだけ気分で差し替えられる枠を作っています。今回はその使い方を紹介します。

ART PATCH Inをペダルボードに組み込んだ様子
Petla Noaの後段にART PATCH Inを挿入

ART PATCH Inとは

ART PATCH Inは、Return端子に何も挿していないときは素通し、何か挿すとそこだけ回路が割り込むという自己切替式のシンプルなパッチベイ/インサートポイントです。パッシブ(電源不要)で、Send/Return/In/Outの4ジャックだけの小さな箱。ペダルボードの途中に1つ仕込んでおくだけで、”あとから差し込める空き枠”が作れます。

うちでの使い方:Petla Noaの後段に固定設置

ES-8のループ3には、常設のドライブPetla Noaの後段にART PATCH Inを挟んでいます。普段はReturnに何も挿していないので、信号はそのまま素通り。ここに好きな歪みペダルを挿すだけで、ボード全体の配線には一切手を触れずにその日の歪みを差し替えられます。

  • 新しく買ったペダルをすぐ試したいときに、いちいちルーティングを組み直さなくていい
  • 気分で違う歪みを使いたいときに、Noaと入れ替える形で挿すだけ
  • 使わない日はReturnを空けておけば、Noa単体の音にすぐ戻る

ボード全体を固定配線にしていても、1箇所だけ「差し替え自由な枠」を作っておくことで、歪みまわりだけは柔軟に遊べるようにしている、というのがこのパッチベイの役割です。

他の使い方もできる(パッシブならではの汎用性)

ART PATCH Inは仕組みがシンプルなぶん、他の用途にも応用できます。

用途 使い方
インサートポイント ボードの途中に外部エフェクトを割り込ませる(うちのメイン用途)
スプリッター 1つの信号を2つの出力(OUT 1 / OUT 2)に分岐させる
シンプルなパッチベイ ボードの入出力をアクセスしやすい1箇所にまとめる
ワイヤレス⇔有線の切り替え ワイヤレス受信機をInに挿しっぱなしにしておき、有線で弾きたいときだけReturnにシールドを挿すと、自動でそちらの信号に切り替わる

うちでは主にインサート用途ですが、パッシブで電源不要なぶん置き場所を選ばず、ボードのどこに仕込んでも扱いやすいのが気に入っています。

まとめ

ペダルボードは配線を作り込むほど「あとから1台だけ変えたい」が面倒になりがちですが、ART PATCH Inを1つ仕込んでおくだけで、そこだけ自由な差し替え枠になります。うちはPetla Noaの後段に固定して、気分で歪みペダルを入れ替える運用にしています。ボード全体は固定配線のまま、遊びしろだけ確保したい人にはおすすめです。

使っている機材

ART PATCH In

パッシブのコンパクトなパッチベイ/インサートポイント。Return未接続時は素通し、接続すると自動で信号が切り替わる仕組みが便利。

関連:ES-8のループ構成をまるごと解説

ART PATCH Inを組み込んでいるES-8のループ全体の構成はこちらで紹介しています。

ES-8のMIDI連携ガイドを読む →


※ 本記事の構成・運用方法は筆者の環境の一例です。機材のファームウェアや個体・設定により異なる場合があります。各社の製品名・商品名は各権利者の商標です。