Marshall SV20H 実機レビュー|Plexi系の枯れたクランチが土台になる

Marshall SV20H 実機イメージ 機材レビュー

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Marshall SV20H(Studio Vintage)。うちのボードで“音の土台”を担っているアンプです。いわゆる Plexi系(1959SLP)のキャラを20Wに凝縮したヘッドで、僕は歪みをこれ単体で完結させるより、ペダルの土台(プラットフォーム)として使っています。実際に使ってみての感想をまとめます。

Marshall SV20H 実機イメージ
土台担当のSV20H

どんなアンプ?

ざっくり言うと 「枯れたマーシャルの音が、自宅でも出せるサイズになった」アンプ。ボリュームを上げていくとアンプ自体が気持ちよくクランチしていく、あのPlexi的な質感が魅力です。チャンネル切替やマスターでガッツリ歪ませるタイプではなく、ノンマスター寄りの素直な1ch的な使い心地。だからこそ、ピッキングやボリューム、前段ペダルへの反応がすごく素直です。

ここが good

  • クランチの質感が本物。コードのジャキッと感、単音の太さがマーシャルそのもの。
  • ペダルの乗りが最高。TS系やブースターを前に置くと、嫌な飽和をせずに素直に前へ出る。
  • ピッキングで歪み量をコントロールできる。弱く弾けばクリーン寄り、強く弾けばクランチ。
  • 20Wでも“鳴らした感”がある。ロードボックスと合わせれば自宅でもフルアップの旨味が取り出せる。

ここは注意

  • 単体でメタル級の歪みは出ない。重い歪みが欲しいなら別アンプ(うちは6505)か、しっかりした歪みペダルが要る。
  • 素直=ごまかしが効かない。ピッキングのアラも素直に出るので、弾き手を映す鏡みたいなところがある。
  • 真空管なので本領は音量を上げてこそ。自宅で旨味を出すならロードボックス前提で考えたい。

僕の使い方:ペダルの“土台”として

SV20Hはクリーン〜クランチの基準に置いて、そこから前段ドライブで表情を足していくスタイル。アンプの歪みを土台にして、

  • 軽いクランチはアンプのボリュームで
  • もう一押しは TS系/ブースターで前に出す
  • 重い歪みが要る曲は MIDIで6505へ切替

という分担。SV20Hで無理に歪ませないことで、結果的にどの音も良くなりました。

こんな人に向いてる

「マーシャルの枯れたクランチが好き」「アンプは土台、歪みはペダルで作りたい」「自宅でもPlexiの旨味を味わいたい」——こういう人にはハマると思います。逆に“アンプ単体でハイゲイン”を求めるなら方向性が違うので、そこは2台目を足すか別アンプを検討、が現実的。

使っている機材

Marshall SV20H

土台担当の20Wヘッド。Plexi系の枯れたクランチ。

ロードボックス(自宅で鳴らすなら)

真空管の旨味を自宅音量で取り出すために。

関連:6505との使い分け/自宅録音の組み方

SV20Hと6505の役割分担や、ロードボックスでのサイレント録音は別記事で解説しています。

SV20H vs 6505 の記事へ →

※ 音の感じ方には個人差があります。本記事は筆者の使用体験に基づく感想です。各社の製品名は各権利者の商標です。